かけうどん

5月18日

バンクーバーでの生活も残り一ヶ月

 

日本に帰ってからのことも頭のどこかで考え始める

帰ったら大学4回 経済学部

また一夜漬けで答えと式の解き方丸暗記して

単位を取りに行く学校生活

 

「昼休憩は嫁の弁当、俺より朝早くありがとう」by ZORN

じゃなくて

学食で160円とかのかけうどんばっか食う

天かすと七味やたらかけて

それを5日間ずっと繰り返す

 

週末はたぶん新開地あたりに座ってるばあちゃん達に話しかけたくて

阪神の「姫路行き」に乗って新開地に行く

で阪神新開地駅を降りる前に神鉄方面に歩いて

駅中にある240円くらいの「かけうどん」を食う

また天かすと七味ぶっかけて、水を2、3杯流し込む

「ごちそうさん」

のれんをくぐり店を出る

 

街をぷらぷら歩く

新開地から湊川に向かって

そしたら小腹も空いてくる

そこでまた「かけうどん」を食う

今度も240円くらい

でもあそこのばぁちゃんは愛嬌あってさ、

いつもこっちがもっと喋りたいし、聞いてあげたいって思う雰囲気もってんねん

だからいつもより 大きめに「いただきます」と「ごちそうさま」

んで、帰りに「また来るねぇ」って別れる

 

そんなことしてたら向こうも僕のこと覚えだしてさ、

「かけうどん1つ」って注文したら

3回に1回くらい「はい、サービス、いつもおおきに」

って同じ値段で「きつねうどん」を作ってくれる

わかめ、きつね、ネギ、昆布を加えて

 

「あぁ〜うまいわばぁちゃん、ありがとうな」

 

ばぁちゃんは僕の名前を知らない

だから呼ばれる時は「兄ちゃん」

僕もばぁちゃんの名前を知らない

呼ぶ時は「ばぁちゃん」

でもそれでいいし、それがいい

 

時になんかの用事ができて

住吉か魚崎らへんに行くこともたぶん出てくる

そしたらどこへ行くか分かる?

セブイレより、ラーメン太郎より、

かけうどんよ

200円代のやつ

うまい・まずいは知らん

でも「とりあえず行っとく?」的なやつ

 

また天かすと七味ぶっかけてさ、

腹が減ってりゃ汁まで飲み干して

立て続けに水を2、3杯いっき

ワイルドだろぉ〜

なんつって

 

でたぶん、たぶんだけど、

土日でたまたまおとんもおかんも家にいて

兄貴以外の家族が揃う夕方とかがあったら親父が急に聞いて来る

「雄太、お前今日何しとん?」

「え、家おる思うで」

「あ、ほな、箕谷のうどん食いに行こ。俺おごるわ」

 

でその時だけはあの店の「野菜あんかけ」がそりゃもう美味いったらありゃしないからさ、

ちょっと欲張りに800円ほどのを頼むんだわ

 

「あぁ〜食った食った」

「うまかったなぁ、そろそろ行こか」

 

 

レジへ向かうのはおかん。

親父は店を出、先に車へ... 

「え、親父来る前おごるって言うてなかった?」

「なぁに言うとんねん、また今度な」

 

 

おとん、かっけ笑

おかん、ごちそうさん。

 

 

平日の朝、

神戸の長田、板宿、湊川、新開地とか

いわゆるちょっと品の良くない地域を歩けば

大概の店のテレビに円広志と月亭八光が映る

み〜んな「隣の人間国宝」見ながら作業してる

 

かけうどんを街のサラリーマンと並んで食うてる姿を思い出しても

店のテレビには「円広志」がいて

なんか下品やけど、地元感と人との絡みがあったかくて

それとなしに見てまう

 

やっぱ神戸って今考えてもええとこや

地元やから余計なんやろか

「べっぴん」ってちょっとハイカラな芦屋とかお金持ちエリアより

僕は特に長田とか新開地が好きや

 

「長田」って笑

長田って聞いたら長田高校以外、なんか品悪そうなことしか思いつかんのは僕だけやろか?笑

こんなん言うたら怒られるでな

でもその街が好きやわぁ

 

帰ってもまたじいちゃんばぁちゃんに目がはなせんな

どんな人とお話できるんかいな
 

それが楽しみでワクワクするわ

ほなあと1ヶ月、

「バンクーバー」って響き都会な街で楽しむか!

 

(p.s)

とんで、とんで、とんで、とんで、とんで、とんで、とんで、とんで、とんで

まわって、まわって、まわって、まわる〜

「夢想花」by 円広志

 

歌中に

「とんで」72回

「まわって」24回

「まわる」8回

合計104回

 

ふと思ってまうけど

円さん64歳でもこれフルで歌てんねやろか

もし歌てたら本間にひたむきな方やな

毎回歌うたんびに自分とめっちゃ戦ってるんかな実は