バスに揺られて~左乳Rock’ roll~

不思議だな

今日のバスも賑やか

僕が乗ったバス停の2つ次のとこから乗ってきたこの女性

見た目から

う~ん、ネイティブインディアンだろうか

Gapと書かれた帽子

はちきれんばかりにパッツパツな青のシャツ

見るからにノーブラ

ボタン一つが彼女の巨大な乳を隠す

いや、隠せてはいない

60代とみた

 

「Can I open the window everybody?」

バス中に聞こえる声で叫ぶ

皆びっくりして顔を上げる

(うわ、ちょっとややこしい人きたよ…)

たぶんあの瞬間バス中が思った

 

でもこれがまた明るい人だったんだわ

 

バスに乗ってくる全員に話しかける

「Hello, Auntie」

「Hi, How are you?」

「Oh I love your Red shoes」

 

 

時にはバスの外にいる通行人にも

「Hi, How are you? I like you」

この人バスに乗ってからず~っと喋ってる

 

たぶん、

いやどう見てもこの人今ハイ

 

でもいいな

バス中みんな笑ってる

彼女のジョークに

歌い始めた彼女に

 

そして彼女もすごい楽しそう

 

Headphoneをしていた女の子も

それを外して笑ってる

 

「Thank you Driver, You’re awesome!」

チャイナタウンで彼女は降りた

降りる前には横の男に

「Here is your potato」

とポケットから芋を取り出してあげた

それに皆も笑った

 

約10分間のワンマンショーを繰り広げた彼女の左乳は

去り際にはもう完全に出てて

(あ、そりゃこの人これだけの度胸あるわ~)

ってくらい「ド~ン!」って迫力があった

 

彼女は口癖のように「Thank you」と言っていた

それもみんなを笑顔にした

 

あのバスにいた約10人ほどが

朝から白髪ばあちゃんのショーを見た

彼女が去ったあとも気持ちいい雰囲気がバスに残る

 

 

でもばあちゃんを見て感じた

朝に飲んだ濃いめのコーヒーよりも

起きてすぐ聞いたアップテンポな曲よりも

きっと心のどこかが求めてるのは

こんななんでもないようなこと

一週間もすりゃ忘れちゃうような 

こんななんでもない日常

 

 

朝の10時

昨日と同じ場所

 

ばあちゃんありがと

左乳サンキュー!